特定少年の実名報道に賛成89%

投稿者: | 2022年3月20日

そもそも実名報道禁止に意味があるのだろうか?

 むしろ過熱報道や私的制裁をなんとかするべきなのではないだろうか。我々は犯罪者を認識し、それに対しての建設的意見を述べたり、個人的にどう対応するかを決定することはできるべきである。しかし、私的に攻撃することは許されない。

 犯罪に対する怒りを感じるのは当たり前である。しかし、それが10万100万となって犯罪者に降りかかってもそれはただの過重な負担でしかない。報道により多数の人が知る、これは昨今の情報化の進行により、異常な集中を生みかねない状況となっている。よって、犯罪者に対する私的制裁、人権侵害についての対策をもっと厳格に総合的に積極的に行うべきである。

 一方、実名報道を禁じると言うそのひとつのルール、テクニックによって何かが解決されているとは思えない。

 例えば実名報道しなくても、過熱報道が行われ、多数に報道されれば、その中からおかしい人が現れて犯罪者を攻撃する、と言うことが想像される。その場合、より酷い制裁が行われる可能性がある。これでは実名報道しなかった意味がなくなる。

 また、実名報道をしないことで、疑心暗鬼が、要らない反応を、しかも昨今の情報化により加速度的に多数発生させてしまう可能性がある。情報化時代においては正しい情報を適切に周知し、余計なネガティブな反応を生まないようにしていくことも重要ではないだろうか。

 少年を実名報道しない、と言う単純なルールだけでは少年の人権が守られるとはとても思えない。むしろこのルールがあるから良いではないかと、やるべき人権保護が行われていない。実名報道禁止も昨今のIT化ではちょっとした抑止にしかならない。このひとつのルールのみに拘泥して考えることはもう止めるべきだろう。

 

 

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