ウクライナ侵略から日本が学ぶべきこと

投稿者: | 2022年5月4日

  ウクライナ侵略は欧米とロシアの軍事力増強のしあいから起こっている。

 核抑止力も軍備増強も戦争の原因でこそあれ、抑止にはまったく役に立っていない。ウクライナの惨状を見れば一目瞭然である。攻撃されているウクライナを見て反撃するために軍備が必要だと思う人がいるかもしれないが、日本では反撃するにはある程度はすでに持っているし、いくら積み増した所で攻撃を受ければ悲惨な物的・人的被害が出て、財産を失うという事実こそをウクライナで見たのであって、絶対に戦争を起こさせないことこそが必要であると言うことに思い至らなければならない。

 東西冷戦が終わって平和ボケしている人たちが、「どうせ戦争にはならない」と高を括って金儲けや民心の歓心を買うために軍備を維持増強した結果がウクライナ侵略なのだ。

 もう一つ気にするべき点は、テレビのニュースで見かけるプーチンの侵略を狂ったように支持するロシアの一般市民が多くいると言うことである。老婆などが目を三角にしてプーチンの侵略を礼賛しているのであるが、これは恐らく市民の不満の捌け口を対外に向ける世論醸成・世論操作が長年行われていたのではないか。ソ連そのものが間違いと言う世界で、生きていくために自己肯定するため、何かにつけてこじつけの対外敵視が行われてきたのではないだろうか。さすがにあれだけの間違いだらけの後の冷戦敗北ではちょっと頭がおかしくならなければ生きていけないと言うのは分からなくもないが、やはりそこのところをちゃんとせずに放置気味だったことがウクライナ侵略を許す土壌を作ってしまったと言わざるを得ない。これは日本での中国、北朝鮮、そして韓国さえも敵視するやり口と重なる。

 為政者が国民をコントロールしやすいからと、対外敵視を安易に利用するのである。その結果、侵略を良しとする世論が出来上がってしまう。これも絶対に防がなくてはならない。被害に合うのは一般国民ばかりなのだから。

 冷戦の失敗は失敗として、欧米はもっとロシアを受け入れて軍縮を推し進めるべきだった。結果としてロシアはいつまでも解かれない敵視政策に疑心暗鬼を募らせることになってしまった。欧米は冷戦に買ったのだから、もっと懐の広いところをみせるべきだった。それがロシアが変わるチャンスを奪ってしまった。今度こそ平和を目指した世界作りをロシアの国民も含めて目指すべきである。こんなときに日本の軍拡傾向の政治家も世界の足を引っ張るべきではないだろう。

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