人気者ビジネスへの社会の認識を改めるべき

投稿者: | 2025年1月24日

 人気者ビジネスが多額の金を生む。多額の金を得たいのだったら、洗脳してでも、騙してでも、金づるをつかんで、離さないことが大切。

 人気者は、見た目が綺麗かカッコよいやつが良い。そいつに強制でも何でも、受けの良いことをやらせたり言わせたりすれば良い。脅かしてでも、恫喝してでも、あるいは洗脳してでも。 

 人気者はメディアで露出し続けることが大事。長ければ長いほど、多くの人に認知され、親しみ度が上がっていく。それは本当の知り合いではないけれど、親しみ度が上がっていく。

 このようなマスメディアが存在する社会は今まで存在しなかった。だから何が正しいのか、どう認識すれば良いのか、人間は正しい感性を持っていない。自分が多く目にするものが、自分にとっての親しいものになる。それがメディアを通した、実体にはまったく関わることのないコピーであったとしても。

 うまく人気者を作り出し、プロデュースし、うまいことマインドコントロールする。それをメディアに載せて配布する。人気者の人間性とかそんなのは関係ない。言われたとおりに動いてくれればそれでよい。見る人達が喜ぶことだけやってくれればそれで良い。半裸になって踊ってくれれば良い。見てくれる人に異常な感謝を示してくれれば良い。分かりやすい形で、良い人を演じてくれればそれで良い。

 

 このシステムで発生するのは、異常な富、そして狂った人気者。人気のためなら何でもする人気者が作られるが、それは歪んだ人間が作られると言うこと。たくさんの人間の意識の対象になると言うことは、まともでいられない。未曽有の事態ゆえ、その問題点を、正しい対処を、それを皆が意識することを、正しい解釈をすることを、考えるべき段階に来ているのだと思う。

 中居問題は、中居は問題だが、中居だけの問題ではない。中居のようなモンスターを生み出す社会が問題だ。フジテレビへのCMボイコットは本当に妥当なのか。CMと言う媒体自体がマスメディアであり、モンスターを生み出したそれを使って圧力を行使するのは、何か正しくない感じがするのだ。

 

 

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