最近立て続けに新型コロナの新規陽性者数が過去最多を更新しているとニュースになっている。
都知事が「実は他にも過去最多となったものがあります。検査数も過去最多となっている」と得意げに語っていた。都知事は以前から「検査数が多いから感染者数が多い(から多いことは問題ではない)」と言うようなおかしな論理展開の談話を行っているように思う。ちなみに、今回の新規感染者の発症者数・重症者数が大きく少ないのならば検査数が多いからと言える可能性はあると思うのだが、日ごとの症状別データはちょっと見つけられなかったが、このニュース(https://www.tokyo-np.co.jp/article/69437)の全国の重症者数の推移が前回最多の8月1日以降と大差ないのでそういうことはないだろう。
神奈川県知事が会食のときはなるべくマスクをつければOKみたいな話をテレビでふれ回っていたのだが、仮にそうだとしてもそれをなぜ彼がふれ回る必要があるのか。なんか過去にも思い付きを天啓のように言いまわる人っていたような気がする。危機的な状況と言うか社会不安のあるときには湧いて来やすいイメージ。
そう言えば大阪府知事もポピヨンヨードが効くとか言っていたような気がするが、結果、こんなことになってしまっている。
新型コロナ対策の実務は地方自治体がメインになるのでその首長に注視が行くのではあるが、それは基本、実務がどうなっているのかに関心があるのであって知事にすんごい発見とか画期的なライフハックの発信はまったく期待していない。医療の充実とか生活や経済の安定とか本来の知事の責務に集中、邁進してもらいたい。