拉致問題にマイナスしかない金賢姫インタビュー

投稿者: | 2022年10月2日

 47Newsで思い出したように金賢姫インタビューが出ていたが、北朝鮮による日本人拉致問題にマイナスでしかない金賢姫インタビューは載せない方が良かった。

 金賢姫は北朝鮮のスパイで、大韓航空機爆破事件(1987年)で実行犯として捕まった。スパイとして日本を学習するのに拉致被害者に会ったことがある、と言うことで拉致問題に絡んで来る。このインタビューも爆破事件の犯人としてではなく拉致問題に焦点が当たっている。

 インタビューの内容は、拉致に関して新事実の開示はなかった。35年前に捕まってから北朝鮮には戻っていないのだから当たり前である。35年前に知っていたことの繰り返しである。逆に新事実が出てきたら黙っていたことになるのでそれこそどういうつもりだと言う話になるが。

 しかし、だとするとこのインタビューにはまったく意味がない。それどころか悪影響しかない。北朝鮮の肩を持つわけではないが、拉致問題の上に35年も前の爆破事件までほじくり返されたら硬化は避けがたい。問題に問題を重ねてはさらに難しくなるだけである。

 無責任に千回北朝鮮の門を叩けと言っているのは許せない。「拉致被害者たちが一日も早く帰ってくるように少しでも役に立ちたいと願っているけれど、そうできていないことをいつも申し訳なく思っている」と言っているが、本当に役に立ちたいのならば、拉致問題で表に絶対に出て来ないべきである。

 金賢姫は、前政権に弾圧されたかのようなことをにおわせているが、実際にはそんなことがないので微妙な表現になっている。恐らく事実は、現政権勢力に北朝鮮を攻撃するために昔から金賢姫を利用してきた政治家が入っていて、前政権勢力には居なかったと言うだけのことだろう。しかし、政権が変わっただけで金賢姫がこんな所に出て来ると言うのであれば、やはり韓国の政権交代は悪影響があるのだなと言うことが分かる。韓国国民には早く良識を取り戻して欲しい。

 

 

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