トランプ政権の一斉国際関税は何を企図したものなのか。
想像するに、経済をバイデン以前に戻すのが目的ではないだろうか。トランプは法律や政策でバイデンがやったことを元に戻すことに非常にこだわっていたと思うが、経済も元に戻そうと言うことなのだろう。
バイデン時代の痕跡をなくして、さもバイデン時代が無かったように歴史を改ざんし、バイデン前の状態に社会をリセットして、バイデン時代を無かったこととして政権の続きをやりたいと言うことなのだろう。そのためにいろんな人が困ったとしても、それはトランプが大統領を続けられなかった社会が悪いのだから、その分痛い目に合って当然だと思っているのだろう。
バイデン政権発足時の2021年1月20日は、日経平均が 28523.26円、ドル円が 103.93円、ユーロドルが 1.2104ドルである。この水準に株価や為替を変えようとしているのではないかと思う。今ドル円が146円、ユーロドルが1.1ドル程度なのだから、ドル高が過ぎると考えるのも仕方ない。