メーデーに自民党政権の官房長官を呼ぶ時点で「連合」はもう解散するべきだと思います。
自ら役割を放棄している。
労働組合と言うのは、労働者の利益団体です。労働者の利益は経営者の利益と競合する面が必ずあります。だからそれを経営者と交渉するために労働組合は存在しています。
政府は国民へ奉仕する組織ですから、労働組合が国民へ奉仕する政府の官房長官を頼りにすると言うことは当然ありです。
しかし、メーデーは労働者が労働者の団結を示し、労働者の利益を実現しようとアピールする場です。自民党政権はいくら労働者に配慮すると言っても、そもそも経営者団体によって成り立っているもので、労働者は絶対に二の次になります。官房長官はその自民党の人なのです。そういう人をメーデーに呼んで発言させると言うのは明らかにおかしいです。
団体競技に例えれば、相手チームの選手を入れて円陣を組んでいるようなものです。そんなことをやってチームの意気が上がるでしょうか。
メーデーに官房長官が来たと言うことが、「連合」の何か「成果」と勘違いされそうなのですが、実際は何の成果もなく、メーデーをシラケさせ、自民党におもねった絶望的な労働組合の代表であることを露呈しただけです。
これではもはや「連合」は労働組合を代表できていないです。「連合」に加盟する労働組合すべてがおかしいと言うわけではないと思うので解散して整理し直した方が良いと思います。