1回見ていると思うのだが、内容が思い出せなかったため、今回の金曜ロードショーでメモっておこうと思う。
バーチャル空間の描き方が平板と言うか、3Dでうわーっていうのや、いかにもバーチャルワールドゲームと言うのがない。3Dでアバターとかで感じるような感動がないし、3Dゲーム感もない。細田作品はとにかくオブジェクト数の多さだけで凄いと言わせようとしている感しかなくて困惑する。アニメってそういうものじゃないだろう。オブジェクト数の多さがそのまま作品の良さにはならないだろう。
日本の田舎をただ描いても伝わらないのではないか。知っている人には分かるけれど、それがそうだとは知らない人には分からない。ここは日本の田舎、と示さないといけないだろう。しかも、学校は割と都会で生徒数も多くて、それと家との位置関係とかアンバランスすぎて理解できないのではないか。
歌のすごいうまいキャラと言うのは良く作られるけれど、歌は見る人に直接感応するので、本当にうまい歌にしないとまったく伝わらない。格闘で強いキャラとかはそういう場面を造ればそういうステータスは作れる。対戦相手を作って対戦させれば良い。でも歌はその「対戦相手」に視聴者自身がなれるので本当に感動的なのかどうかは視聴者自身が判定してしまう。だから難しいし簡単に作ることができない。視聴者を物語の中に作って「すごーい」と言わせても意味がないのだ。
青春恋愛ストーリーが入っているんだけど、なんか無駄にかっこいい男子が幼馴染で、自分は目立たない系だけど、かわいい系ライバルがとか、そんな掃いて捨てるほどの内容を描いて何がしたいのか良く分からない。何かチェックリストとか合って満たさないといけないのだろうか。
美女と野獣のパクリなのか。無意識と言うわけではないだろうが、アメリカ人とかへの抗議の意味なのか。そういう要素があっても良いが、メインキャラでやってしまうのはどうなのか。
バーチャルキャラに謎のアメコミ臭が強いが、海外展開を要請されているからなのか。
虐待されている子供たちからすずがどう見えているか示されないのに、素顔をさらすしかないと言われても分からない。映像作品なのだから、キーとなるシーンは差し込むべきではないのか。分かりやすくすると罰が当たるのか。しかも実は顔をさらさなくても居場所を突き止められたと言う…
無謀と思われる人命救助で死んだ母に苦しんだ、となっているが、母が愚かでも母の思いは分かるはずである。母が娘を見捨てて死んだのとは違う。こうはならないだろう、と言う違和感から、最初から話に入れない。最後も虐待する父親に立ち向かうだけで父親が恐れをなす、とかその後もどうなったか分からないけど家に帰ってきているとか、いろいろ筋が通らない。
そもそも現実パートはアニメにする必要性がない。現実パートを実写、バーチャル世界はゲーム画面にすれば世界の違いも分かりやすかったのではないか。現実パートもバーチャルパートもアニメセル感が強くて違いが分かりにくかった。