毎日湯船に浸かる習慣がある高齢者は、そうでない人に比べて認知症発症リスクが約26%低いという研究結果

投稿者: | 2026年4月9日

 毎日湯船に浸かる習慣がある高齢者は、そうでない人に比べて認知症発症リスクが約26%低いという研究結果があるとテレビの健康番組でやっていましたが、これは、毎日湯舟に浸かると認知症にならないかのようにミスリードしようとするものだと思います。

 あくまで、「毎日湯船に浸かる習慣がある高齢者」が「認知症発症リスクが約26%低い」と言う事実があるだけでそこの直接の因果関係は何も証明されていないのです。

 だから「毎日湯船に浸かる習慣がある」ならば「認知症発症リスクが約26%低い」と因果関係を明示しては言っていないのです。むしろ、そう言っていないから嘘はついていない、と言い逃れするために、こう言っているのだと考えられます。

 「毎日湯船に浸かれば認知症発症リスクが約26%低くなる」と言う因果関係があれば、人々は毎日入浴し、入浴産業の関係者は営業しやすくて喜ぶわけですが、実際はそんなことを示したわけではないのです。あくまで研究で聞き取ったデータを計算した結果「毎日湯船に浸かる習慣がある高齢者」が「認知症発症リスクが約26%低い」という事実だけです。

 なぜこういう事実になるのかと言うと、毎日湯舟に浸かれるような余裕のある人が、認知症が発症しにくくなっている、と言うだけなのではないでしょうか。このやり口でやれば、趣味の多い人の方が認知症になっていない、とか、旅行に良く行く人の方が認知症になっていない、とか認知症を直接防いでいるわけでもないのにさも防止になるような間違った健康情報がどんどん作られてしまうと思います。

 能力が高ければ生活に余裕がある、余裕があれば健康維持にも力を入れられる、ただそれだけのことなのではないでしょうか。お風呂に毎日入ることも、認知症になりにくいことも、どちらも裕福の結果なのに、それを並べてさも因果関係があるようにしているわけです。

 単純に入浴回数のグループで追うのではなく、サンプリング対象の生活レベルを揃えたうえで調べて欲しいです。もっとも、この手のテーマでこういう統計風にさも意味があるように結果を出すのはやめた方が良いと思います。特別にメカニズムが示されているわけではないのに「入浴が多い→認知症にならない」、はあまりにいい加減な話です。

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