石破首相が消費税減税が「お金持ちほどたくさん減税になる。格差が広がることにならないか」と言ったらしいですが、現金給付と比べての話なのでしょうが、これは詭弁です。
まず、消費税は貧しい人からも取る悪税です。法人税、所得税が消費税に置き換えられることで、格差がひろがっています。つまり、消費税を減税すれば、今ある格差が狭まります。
一方、現金給付のみ行っても消費税による格差は狭まりません。
この部分を抜きに、現金給付は金持ちもそうでない人も同額だが、消費税額は金持ちの方が多く減る、と切り取って比べても意味がないと言うか、詭弁と言うか国民を騙そうとしているとしか思えません。そうでなく、もし本気でそう考えているのならば、石破さんは残念ながら本当に頭が悪いと言うことになります。
金持ちの支出は貧しい人より多いので消費税減税すれば貧しい人より多くの額とはなりますが、率は変わらない。現金給付は額は同じだが、貧しい人の収入は金持ちより少ないので、額は同額でも率は貧しい人の方が多い。そういう部分部分だけを切り取ると現金給付が良いように思えてしまいます。しかし、何にも税制がない状態でお金をもらえると言う話ではない、と言うことが抜けてはいけないです。
現金給付が2万円だとして、消費税減税は例えば5%に減税して年間150万円の課税支出ならざっくりで5万円程度でしょうか。
減税額は金持ちの方が多くなるのはあたりまえでしょう。むしろ金持ちも喜んで賛成できるので良かったですね。
石破さんが首相になってからは数々のおかしなことを言い始めて非常にかなしいです。あくまでメディアで見かける言説しか知らないですが、こんなにひどくはなかったと思うのですが…