参議院選挙で外国人問題を幼稚な感情論で語る人がいて非常に迷惑である。馬鹿馬鹿しいので記事は読んでいないが、タイトルだけ見ると『外国人は「ルール無視」』でヘイトスピーチかと疑われている。
ヘイトスピーチでは何も変わらない。逆にむしろ外国人問題を言う人は、外国人を感情的に嫌うおかしな人たちだと言うことになって、まともな対応がされなくなってしまう。言説もおかしい。「ルール無視」が問題なら「ルール無視」じゃないお行儀の良い外国人なら良いことになってしまう。
外国人問題は、利益が得られるならば人間は入り込んで来るが、その流入量が多数だと、社会リソースがひっ迫し、先住民に不利益になること、また、生産した利益が流入元に流出し、最終的に流入元に帰る者はリソースを次代につなぐことも考えないということである。
流入を止めることは鎖国するしかないのでできないし、完全に止めてしまうのは社会の発展には逆に良くないと考えられる。そういう意味で外国人との関係を悪化させるヘイトは国益を損なう悪手であり、行う者は国賊である。必要なのは流入量の調整である。ヘイトは流入の調整にならない。雰囲気が悪くなって治安が悪くなるだけである。そういう意味でも国益を損なう。建設的で論理的な策が必要である。利益が得られるならば人間は入って来る。外国人を入れることで利益を得る国民もいる。このあたりの規制が必要である。
ところが、ヘイトをされてしまうと、問題がヘイトの方に移ってしまう。むしろ、ヘイトによって問題が解決しないようにすることで、外国人労働者流入業を支援するのが狙いなのではないだろうか。ヘイトを行う人間は外国人労働者業者の回し者だろう。