トランプ、イラン核施設攻撃の狙い

投稿者: | 2025年6月23日

 トランプのイラン核施設攻撃の狙いだが、案件自体はイスラエルのネタニヤフが自分の功績を作りたいだけの作戦で、乗っても良いことはない。

 共和党の大半は反対だし、国際社会からも正規の手続きを経ていなさ過ぎるので相当怒りを買ってしまっている。なんでそんなことをするのだろう、と思ったが実はそれこそが狙いなのではないかと考えられる。

 アメリカへの信頼が低下すると言うことはドル安につながるのだ。トランプはドル安を実現して、バイデン政権下のドル高を無かったことにしたい。バイデン政権を無かったことにして、そこからやり直したいと言うのがトランプの一番の願いなのである。アメリカの信頼は下げたいが被害は出したくなかったトランプにとってうってつけの案件だったのである。さすがに放射能が漏れて悲惨な状況になれば、逆に問題に成り過ぎてしまうので、退避させてからの爆破を行っている。しかし、やったことは国際法上も問題だし、共和党も敵に回して不安定感が増える。国際的に投資は控えられ、共和党支持層もトランプ経済万歳とはならなくなる。そうなればドル安方向に行かざるを得ない。一時的にアメリカ優勢=ドル高となったが、トランプの狙いはその先にあるのではないか。

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